住宅地に潜む「盛土」の危険
住宅地に潜む「盛土」の危険
紙芝居風に纏めてみました。
2017年 秋の台風の雨で崩壊した三郷町の住宅地。そこは新しく造成された盛土の宅地でした。
京都大学 防災研の釜井教授です(学会でいつもお世話になっております)。
三郷町の現場では、盛土に大量の雨水が溜まり、水圧で擁壁が崩壊しました。
多くの谷埋め盛土上の住宅が被災した。
谷埋め盛土が地震の揺れにより地すべりを起こし地盤が移動。それにより多くの住宅が被災した。
盛土宅地の被災状況(地盤が動けば全壊認定を受け住むことはできません)。
盛土の宅地は・・・・
ここから私の出番です!
ジオサン技術士事務所の『宅地の自然災害リスク調査』を受けられた鈴木さんです。
家族思いで防災意識の高い鈴木さん。素敵なファミリーです♪
そこに現れるジオサン!(本人による再現映像です)
まずは宅地周りの状況チェック
NHKなので事務所名は出さずに『専門家』と
せめて『技術士』とか『地質学の専門家』とか 名前ぐらいは・・・・
事前に解析した資料やまとめた図面はありますがそれはTVに出せないので・・・
無難なところをPC上で説明
新旧の空中写真を見比べて 地形改変の状況を確認。
解析結果の説明中 ジェスチャー交えてわかりやすく(^^)
『宅地の自然災害リスク調査』の結果を受けて、鈴木さんの感想です。
調査の結果、鈴木さんの宅地は約100万年前に堆積したシルトからなるしっかりとした切土地盤で、
水害・土砂災害(土石流、土砂崩れ)・地震時の地盤災害(液状化、地すべり)のリスクが極めて低いことがわかりました。
嬉しそうですね
その通り。まずはリスクを知ることが大事です!
釜井先生に「まとめ」して頂きました。
最後にアナウンサーが「地盤コンサルタントなど専門家に相談することが有効です。」と言ってましたが、『地盤コンサルタント』と称している会社に相談しても、個人相手に相談に乗ってくれるところは非常に少ないと思います。そこが大きな問題ですね。